【宝塚記念】1番人気ベラジオオペラ2着 絶好ポジション確保も届かず…横山和「悔しい」

2025年6月16日 05:25

<阪神11R・宝塚記念> 2着のベラジオオペラ (撮影・亀井 直樹) 

 最後まで根性を見せた。1番人気ベラジオオペラは好スタートを切り、道中は内ラチ沿いの4番手。すんなり絶好のポジションを確保した。ハナを切ったメイショウタバルが前半5F通過59秒1と速過ぎず遅過ぎない絶妙なペース配分で後続が動くに動けない流れ。3角手前から地力を信じて早めに動いた。直線は馬場の奇麗な真ん中に進路を取って差を詰めにかかるが最後は突き放されて3馬身差2着。横山和は「悔しい。タバルが楽をしていたので早めに動きました。2200メートルが駄目ではないけど守備範囲から外れるのかな。去年よりマシだけど、もしかしたら夏負けの兆候があったのかも。それでも、いい競馬をしてくれました」と前を向き、相棒を称えた。

 前走大阪杯で史上初の連覇を飾り、ここまで4戦全勝と得意の仁川で初めて土がついた。上村師は「勝ちに行く競馬をしたけど、うまく勝ち馬に逃げ切られた。先行馬の中で(結果的に)一番、先に動かざるを得ない形になったし、結果は仕方ない。でも、よく頑張ってくれた」と人馬をねぎらった。ファン投票1位に応える御礼Vはならなかったが、これも競馬。力は示した。敗戦をバネにし、次の戦いに備えていく。

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2025年6月16日のニュース