未来のホースマンへ…JRAが競馬学校厩務員課程の修学費用軽減を発表 約48万7000円から17万円へ
2025年6月16日 15:55
JRAは16日、大阪市のアクア堂島NBFタワーで関西定例会見を開き、競馬学校厩務員課程(訓練期間6カ月)における募集要項の変更を発表した。
変更内容は応募資格の騎乗経験を「競走馬・育成馬・乗馬の騎乗経験期間の合計が1年以上の者であって、単独騎乗による3種の歩法(常歩=なみあし、速歩=はやあし、駈足=かけあし)ができる者(競走馬・育成馬の牧場経験があることが望ましい)」とし、「競走馬・育成馬の牧場経験があることが望ましい」との点を追加した。
従来は制限がなかった受験回数の上限を5回に設定。ただし、受験回数は26年度春期厩務員課程生徒募集(25年9月願書受け付け開始)からカウントする。これに関してJRAは「一度、不合格となった際は合格レベルになった時点で再度、受けていただけたら。ほとんどの方が5回目までに合格されています」と説明した。
また、馬産業における人材確保の観点から修学にかかる費用を軽減し、現在の約48万7000円から約17万円に抑える。入学金3万9000円が無料、訓練馬維持負担金12万円が無料、プロテクターやブーツなど騎乗装具等代金約9万8000円は変わらず、食事代約23万円は1食あたりを安くして約7万2000円に変更。加えて日本調教師会の支援を受けられる場合がある。
変更時期は25年9月11日(25年度厩務員課程10月生入学)から。