【佐賀・第29回霧島賞】22日発走 ブリッツクリーク中心! 予想印を公開
2025年7月21日 12:00 九州産馬限定の重賞「第29回霧島賞(JRA交流)」(3歳以上/距離1400メートル/1着賞金800万円)が22日6R(16時55分発走)、佐賀競馬場で行われる。今年はJRAから7頭、高知から2頭、地元佐賀勢が3頭の計12頭がエントリー。先行型が多く難解なカードだが、6月に前哨戦の「えびの特別」を好タイムで制したブリッツクリークが中心だ。
◎⑩ブリッツクリーク(牡4=JRA・北出厩舎) 2~3歳時に中央で勝ち上がることはできなかったが、門別で2勝を挙げて中央に再転入。2月小倉では1勝クラスで5、2着と掲示板を確保している。霧島賞の前哨戦となった6月の「えびの特別」は単勝1.0倍の支持を受けると、一度も先頭を譲ることなく2着に9馬身差をつける圧勝で断然人気に応えた。今回は逃げ、先行型との兼ね合いがポイントになるが、テンの早さは一枚上手。加えてレースしやすい外枠に入れたのも大きい。うまく流れにのって後続を突き放したい。
○①ルピナステソーロ(牝7=高知・宮川厩舎) 21年7月に佐賀でデビューし、中央を経て現在は高知在籍。霧島賞は22年2着、24年1着と好相性のレースで今年は連覇を目指しての参戦だ。前哨戦に高知の1400メートル戦を叩いての霧島賞参戦は昨年と同じ臨戦過程。7歳を迎えたが、力のあるところは見せており、展開次第では十分に勝負圏内だろう。ただし、大外枠で流れに乗れた昨年とは異なり、今年は最内枠。理想はハナか2番手だが、鞍上永森大智の選択はいかに。
▲⑥アベベ(牡4=JRA・根本厩舎) 23年8月に小倉でデビュー。デビュー当初は430~440キロと華奢な体つきだったが、体重の増加とともにパフォーマンスもアップ。24年4月福島で10番人気の低評価に反発し、初勝利を挙げた。1勝クラスでは厳しい戦いが続いていたが、前走「大隈特別」は好位でじっくりと脚を溜めて、激しい首位争いを制した。上がりが使えるタイプなので相手強化されるが、先行型が多い今回はペースが向きそう。4角である程度の位置につけられていれば直線強襲の可能性も十分だ。
☆⑨エイヨーアメジスト(牝3=JRA・牧田厩舎) 中央では8戦して使われたのは芝レースのみ。陣営が芝向きと判断しているのかもしれないが、唯一のダート参戦となった2月の重賞「たんぽぽ賞」は2着に6馬身差の圧勝で制している。今回は古馬初対戦。2走前のように簡単にはいかないと思われるが、うまく砂をかぶらない位置が取れれば好走の期待も高まる。
△⑧ケイテンアイジン(牡3=JRA・谷厩舎) 昨年小倉で新馬→ひまわり賞を連勝。G3新潟2歳S後は休養に入っていたが、6月の「武庫川特別」で復帰した。まだキャリア4戦で今回は初のダート戦と試される部分も多いが、スピードはこのメンバーでも通用しそう。未知数の魅力を感じる1頭だ。