【東海S】東京スプリント覇者エートラックスは香港で活躍するバデルと新コンビ結成 短期免許で来日予定

2025年7月21日 11:11

アレクシス・バデル(撮影・坂田 高浩)

 4月16日の東京スプリントで2度目の重賞制覇を飾り、今週の東海S(G3、27日、中京ダート1400メートル)に登録したエートラックス(牡4=宮本、父ニューイヤーズデイ)は短期免許で来日予定のアレクシス・バデル(35)との新コンビで臨む。

 21日、サンデーレーシングが公式サイトで発表した。

 バデルはフランス・パリの北に位置するラモルレイ出身。父は1991年ジャパンカップでマジックナイト(2着)に騎乗したアラン・バデル元騎手、母はフランス初の女性調教師であり2000年ジャパンカップに管理馬レーヴドスカー(7着)を出走させたミリアム・ボラックバデル師という競馬一家に生まれた。

 07年にフランスの見習騎手チャンピオンに輝き、2年目には60勝を挙げてリーディングトップ10入り。15年にアガ・カーン殿下のセカンドジョッキーとなり、104勝(リーディング7位)の成績を残した。

 香港での初騎乗は16年12月、2カ月間の滞在で7勝を記録した。その後は毎年のように来港し、初めてシーズンを通して香港で騎乗した20/21シーズンは自己最高の58勝(リーディング6位)を挙げた。

 G1初制覇は仏ドーヴィルでノンザに騎乗した18年ジャンロマネ賞。香港ではウェリントンとのコンビで21&22年チェアマンズスプリントプライズ連覇を含むG1・3勝を挙げ、23年はヴォイッジバブルで悲願の香港ダービー初優勝を果たすなど大舞台でも結果を残している。

 24/25シーズンは31勝で香港リーディング10位だった。

 23年ワールドオールスタージョッキーズに出場し、JRA初騎乗となった2日間で8鞍に騎乗。ワールドオールスタージョッキーズ第4戦で7番人気フェステスバントを勝利に導いている。

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