【凱旋門賞】パリロンシャンやや重に回復も金土が変わらず雨予報 当日は重馬場想定 フランスギャロ発表

2025年10月2日 17:51

パリロンシャン競馬場

 フランスの競馬統括機関フランスギャロは2日、凱旋門賞(フランスG1、5日、芝2400メートル)が行われるパリロンシャン競馬場の最新の馬場状態を発表した。

 フランスギャロはペネトロメーター(円すい形の1キロの重りを1メートルの高さから馬場に落とし、何センチ沈んだかで判定)という測量機器を使用し、数値で馬場状態を発表している。2日、午前10時7分(現地時間)の時点でパリロンシャンはこの数値が3.4で、10段階ある馬場表記の最も乾いた状態から5番目のボンスプル(JRA表記=やや重)。3日前は3.7、前々日は3.6、前日は3.5で、いずれも同6番目のスプル(JRA表記=重)だった。ペネトロメーターの数値が示すように徐々に水分が抜けている。

 ただ、パリの天気予報は金曜、土曜と傘マークが出ている。金曜は天気が変わりやすく、降水確率80%で降水量は3~6ミリ、土曜は曇り時々雨で降水確率70%、降水量は2~6ミリ。予想される当日の馬場は前日と変わらず、スプルか同7番目のトレスプル(JRA表記=重)とした。

 芝は仮柵を外し、今年もオープンストレッチを開放。直線ラスト450メートルから内側6メートルにグリーンベルトが発生する。

 日本馬はアロヒアリイ(牡3=田中博、父ドゥラメンテ)、クロワデュノール(牡3=斉藤崇、父キタサンブラック)、ビザンチンドリーム(牡4=坂口智、父エピファネイア)が出走する。

 過去10年(16、17年はシャンティイで開催)の勝ち馬と馬場状態は以下の通り。

15年ゴールデンホーン=ボン(最も乾いた状態から4番目=良)

16年ファウンド=ボン(良)

17年エネイブル=スプル(重)

18年エネイブル=ボン(良)

19年ヴァルトガイスト=トレスプル(〃7番目=重)

20年ソットサス=トレルール(〃10番目=不良)

21年トルカータータッソ=コロン(〃8番目=重)

22年アルピニスタ=トレスプル(重)

23年エースインパクト=ボンスプル(やや重)

24年ブルーストッキング=トレスプル(重)

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