【水沢競馬 ヴィーナススプリント】レディブラウン重賞初V 鈴木祐「早めに仕掛けていきました」
2025年10月5日 22:24 水沢競馬の牝馬限定重賞「第12回ヴィーナススプリント」が5日、行われ、3番人気の7歳馬レディブラウン(千葉幸、父フリオーソ)が中団の外から位置を上げ、4角先頭から押し切って重賞初制覇を飾った。
鞍上の鈴木祐(30)は「思ったよりスタートが良くて、考えていたよりはちょっと前めの位置になったかなと思っていました。道中はレースの流れを見ながら仕掛けていこうとも思っていましたが、手応えが素晴らしくていい脚を使ってくれそうな雰囲気。ミニアチュールもちょっと苦しそうな位置にいたから、自分で先に動いてリードを取っておこうと早めに仕掛けていきました。直線に向いてからも全く手応えが悪くならず、最後までちゃんと脚を使い切って走ってくれましたね」と振り返った。
一方、管理する千葉幸喜師(59)は「こちらからの指示は特になく鞍上に任せていました。この馬はこれまで重賞でちょっと歯がゆい思いをしてきましたが、ここはチャンスだと思っていた。鈴木君がよく引き出してくれたと思います。調子の変動があまりなくコンスタントに走ってくれる馬。負けた時も自分では力負けではないと、枠順とか展開でうまくいかなかったのだと思っていました。ここを目標に仕上げてきましたので次はゆっくり考えますが、この先も短距離路線を進むと思います」と見通しを語った。