【凱旋門賞】3歳馬アロヒアリイは無念16着 田中博師「道悪だけが敗因ではない、この経験を生かしたい」

2025年10月6日 00:03

田中博康師

 フランスG1「第104回凱旋門賞」が5日(日本時間同日深夜)、パリロンシャン競馬場(芝2400メートル)で行われた。

 前哨戦・ギヨームドルナノ賞を制して注目を集めたアロヒアリイは16着に大敗した。

 内枠から好スタートを切り、序盤は好位をゲット。だが、世界トップクラスの馬たちのプレッシャーがあったか、徐々にポジションを下げていく。直線も上位争いに加わることなく、後方に沈んでいった。

 レース後、管理する田中博康師は「直線ではもうスタミナがなくなって、ロンシャンの2400メートルを走り切る(馬の)つくりができなかった。(道悪になったが)元々、走り自体に違和感があるとか、道中が走りづらかったとかはなく、一概にそこだけが問題ではないと思う。こちらの準備が足りない部分があり、(厩舎自体が)初めての挑戦だったし、これを糧に生かしていくしかない。(アロヒアリイは)凄く成長したなと思う部分も見られたし、パドックも含めて日本とは全然違う環境で堂々としていた。精神面では成長も見られた。ただ、フィジカル面など補わないといけない面も見えてきたので、今後日本で向き合っていきたい。(凱旋門賞挑戦は)オーナーの理解があってのものでした。馬が成長するなら来年は2回目の挑戦。その時に厩舎が力を付け、今回で勉強できたらとおっしゃってくださったので、必ずこの経験を生かしたいと思います」と語った。

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2025年10月5日のニュース