【スワンS】ディープインパクト産駒に存在感
2025年10月7日 05:27 過去10年の傾向から勝ち馬に迫る「up to データ」。今週3日間開催最終日に組まれた「第68回スワンS」(21&22年は阪神開催)を分析する。番組再編成により今年は施行時期が2週早まった。傾向に変化はあるのか?さまざまな角度から探っていく。
【年齢】
5歳が【4・4・3・40】で最多4勝を挙げている。3歳は【3・1・1・12】と古馬に交じって健闘。昨年はダノンマッキンリー、オフトレイルで3歳ワンツーだった。4歳は【1・2・2・32】と出走頭数の割に馬券絡みが少なく、7歳以上【1・0・1・26】だから狙いづらい。
【ステップ】
前走1600メートル組が【5・4・3・45】と一番、馬券に絡んでいる。前走1400メートル組は【2・2・2・28】とまずまず。前走1200メートル組は【3・2・3・51】で出走頭数を考慮すれば、もうひとつ。前走別では京成杯AH組が3勝。G1の安田記念、ヴィクトリアマイル、スプリンターズS組が1勝ずつ、あとはキーンランドC組、安土城SやオパールSといったリステッド組、3勝クラスの仲秋S組もいた。基本は前走重賞組を狙いたい。
【血統】
ディープインパクト産駒が【4・3・0・9】と存在感。先週の京都大賞典は同産駒ディープモンスターがV。同じ池江厩舎、同じ7歳世代のグレイイングリーンに追い風が吹いている。ロードカナロア産駒も【2・1・1・9】と好走が目立つ。今年はタイムトゥヘヴン、ダンツエラン、レッドモンレーヴ、ワールズエンドに出走決定順19番目(フルゲート18頭)で除外対象ながらシュタールヴィントを加えた5頭がエントリー。軽視できない。
【結論】
3歳牝馬ダンツエランを猛プッシュ。近走ひと息だが同舞台で昨年ファンタジーS勝ちがある。軸はこの馬だ。年齢で割り引きが必要でも前走1400メートルの朱鷺Sを勝っているグレイイングリーンが穴っぽい。(データ班)