【チャンピオンズC】坂井「レースで本気出せばいいって分かっていたんじゃないかなっていう感じで」

2025年12月7日 16:52

<中京11R・チャンピオンズC> ウイニングランを行うダブルハートボンドと馬上でガッツポーズの坂井瑠星騎手 (撮影・亀井 直樹)

 3歳から9歳と幅広い世代のダート活躍馬が顔をそろえたG1「チャンピオンズC」は単勝2番人気のダブルハートボンドが写真判定の大激戦を制し、G1初制覇を飾った。鞍上の坂井瑠星は昨年のレモンポップに続く同レース3連覇。牝馬の優勝は15年サンビスタ以来10年ぶり2頭目の快挙となった。2着はハナ差で3番人気のウィルソンテソーロ、3着には7番人気のラムジェットが入った。

 坂井はレース後「本当に素晴らしい馬。厳しいレースだったがG1で勝つことができてうれしい」と愛馬を称えた。

 坂井の勝利インタビューは以下の通り。

 ――G1初制覇までの道のりは。
 「牝馬で、ここまでなかなか順調には来れなかったんですけど…一歩一歩ステップアップして。で、G1までたどり着くだけでも凄いことですけど、ここで勝つことができて本当にうれしく思います」

 ――レコードから中3週。状態、ペースなどどういうふうに感じていたか?
 「ちょっと追い切りでは反応がイマイチかなって思ってしまったんですけど。まあ、そこも多分馬が、レースで本気出せばいいって分かっていたんじゃないかなっていう感じで。もう強い…力を見せてくれました」

 ――ポジションは3番手あたり。イメージ通りだったか。
 「そうですね。そんなに決めてはなかったんですけど。まあ、うちの馬の出方と外の馬の感じを見ながら進めました」

 ――最後はウィルソンテソーロと叩き合い。去年のレモンポップとの最後並んでのゴール板…それに近いようなことを思い描いたかもしれませんが直線は?
 「そうですね。3、4コーナーは雰囲気が良かったんで、しっかり自分の分は走ってくれるんじゃないかなっていうところで。もう、しっかり脚を使ってくれてました」

 ダブルハートボンドは父キズナ、母パーシステントリー(母の父スモークグラッケン)の血統で通算8戦7勝。騎乗した坂井はJRA・G1通算7勝目、大久保龍志師は同4勝目を挙げた。

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2025年12月7日のニュース