【有馬記念・新谷】適性高いミュージアムマイル

2025年12月21日 17:00

 今年の秋古馬3冠初戦の天皇賞・秋は関東馬マスカレードボールが優勝。ジャパンCはフランスからの遠征馬カランダガンが18年にアーモンドアイが記録した2分20秒6の世界レコードを0秒3更新。20年ぶりに外国馬Vを飾った。マスカレードボールは2着に敗れたが、欧州年度代表馬と互角に渡り合い、ダービー馬クロワデュノールも勝ち馬から0秒6差の4着に力走。日本馬の勝利とはならなかったが、3歳世代のレベルの高さを目の当たりにした。その3歳2頭はグランプリをパスして、来季に備えて放牧へ。しっかり英気を養い復帰戦を心待ちにしたい。今年の有馬記念はハイレベル世代の3歳中心に組み立てたい。結論は枠の決定後だが、皐月賞馬ミュージアムマイルに◎を託したい。舞台となる芝2500メートルはコーナー6回のトリッキーなコース形態。コース適性の高さが大きなアドバンテージになる。中山は3戦して皐月賞、セントライト記念の重賞2勝。敗れた一戦も休み明けだった弥生賞ディープインパクト記念4着だから悲観する内容ではなかった。引き続きC・デムーロとコンビ継続で年末の中山を沸かす。(新谷 尚太)

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