【有馬記念】3歳馬ミュージアムマイルV!鮮やか差し切り「凄くうれしい」C・デムーロ7度目挑戦で初制覇

2025年12月28日 15:44

<中山11R 有馬記念>有馬記念を制したC・デムーロ騎乗のミュージアムマイル (撮影・西川祐介)

 3歳から8歳まで各世代の実力馬が顔をそろえたG1「有馬記念」は3番人気のミュージアムマイルが制し、皐月賞に続く2つ目のG1制覇を飾った。2着は12番人気のコスモキュランダ、3着は2番人気のダノンデサイル。勝ち時計は2分31秒5。史上初の牝馬による有馬記念連覇を狙った1番人気のレガレイラは4着に終わった。

 レースを引っ張ったのはミステリーウェイ。中盤に武豊騎乗のメイショウタバルが先頭に立つとスタンドは騒然となった。1番人気のレガレイラは最後方に控える展開。同じく後方待機から3コーナーで徐々に前方に進出したミュージアムマイルが、直線で好反応で抜け出していたコスモキュランダをしっかりと伸びて差し切った。C・デムーロ騎手は7度目の挑戦で初の有馬記念制覇。スタンドの大歓声に何度も右手を突き上げ喜びを爆発させた。

 万感の表情でインタビューに答えたC・デムーロは「本当にうれしいよ。良かった…。去年のリベンジができて凄くうれしいです」と勝利をかみ締めた。

 ミュージアムマイルは父リオンディーズ、母ミュージアムヒル(母の父ハーツクライ)の血統で通算10戦5勝。騎乗したCデムーロはJRA・G1通算7勝目、高柳大輔師は同4勝目を挙げた。

 ▼有馬記念 1956年に日本中央競馬会の第2代理事長・有馬頼寧の提案で創設された中山グランプリが前身。57年に急逝した理事長の功績を称えて改名。ファン投票で出走馬を選ぶ方式や年末の大一番として知られる暮れの風物詩。1着賞金は5億円。

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