有馬記念21世紀初の700億超え!売り上げ大幅UP 713億4520万6100円、前年比129.5%

2025年12月28日 16:46

<中山11R・有馬記念>有馬記念を制し、大観衆が詰めかけたスタンドの声援に応えるミュージアムマイルと鞍上のC.デムーロ(撮影・五島 佑一郎)

 年末の大一番「第70回有馬記念」(G1、中山芝2500メートル)の売り上げは、713億4520万6100円で対前年比129・5%で昨年の550億8305万7100円を約163億円上回り、99年(727億8710円=優勝馬グラスワンダー)以来、26年ぶりで21世紀初の「700億超え」となった。テレビドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」効果で、大盛況となった。713億4520万6100円は有馬記念史上歴代8位の記録。有馬記念の過去最高売り上げはサクラローレルが優勝した96年の875億104万2400円。

 レースは、クリスチャン・デムーロ(33)騎乗の3番人気ミュージアムマイル(牡3=高柳大、父リオンディーズ)が制し、皐月賞に続く2度目のG1制覇を飾った。2着に単勝111.5倍の12番人気コスモキュランダ、3着に2番人気ダノンデサイルが入り、3連単の配当は311番人気の13万1710円となった。

 JRAは28日、全日程を終了。今年1年間の発売金3兆5059億6687万8300円(レコードは97年の4兆161万5444万1100円)は対前年比同105・2%、売得金3兆4853万1261万100円(レコードは97年の4兆6億6166万3100円)で同105・2%で、発売金、売得金ともに14年連続で前年を上回った。開催競馬場の入場者数も522万9792人で対前年比101・8%と数字を伸ばした。

 JRAの小林哲也お客さま担当理事は「本年は京都競馬場が開設100周年、新潟競馬場が60周年という大きな節目を迎えました。これを記念して、JRAウルトラプレミアムやJRAスーパープレミアムなどの施策を通じて、多くのお客さまにご参加いただき、心より厚く御礼申し上げます」とコメントした。

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