3日間開催の中央競馬 “ベリーベリーグッド”な名シーンを期待

2026年1月9日 05:26

18年のシンザン記念を制した戸崎騎乗のアーモンドアイ(撮影・平松さとし)

 【競馬人生劇場・平松さとし】今週末の中央競馬は、土日の通常開催に加え、週明けの月曜日も含めた3日間開催。その最終日、月曜日に京都競馬場で行われるのがシンザン記念(G3)だ。

 昭和の5冠馬の名を冠したこの重賞は、3歳馬によるマイル戦。今から8年前の2018年、これを制したのが、アーモンドアイ(美浦・国枝栄厩舎)だった。

 後に牝馬3冠ばかりかジャパンCを2度(18、20年)制覇。海外でもドバイターフ(G1)を勝利するなど、JRA所属馬として史上最多となるG1・9勝を挙げた歴史的名牝である。

 アーモンドアイは生涯15戦を走ったが、うち14戦で手綱を取ったのがクリストフ・ルメール騎手。唯一、別のジョッキーが騎乗したのがこのシンザン記念で、鞍上を務めたのは戸崎圭太騎手だった。当時、ルメール騎手は騎乗停止中で、その代役としてお鉢が回ってきたのだ。

 戸崎騎手を背にしたアーモンドアイは、道中は後方で脚をためる競馬。直線に入ると、雨でぬかるむ馬場も苦にすることなく鋭い末脚を繰り出した。先に抜け出して粘る2頭をあっさりとかわすと、最後は1馬身3/4差をつけて快勝。後にG1・9勝を挙げる名牝にとって、これが記念すべき初の重賞制覇となった。

 戸崎騎手に騎乗を依頼した理由について、国枝調教師は次のように語っている。

 「圭太から“いつかチャンスがあったら、この馬に乗せてください”と言われていたんです。それはアーモンドアイがデビューする前のことでしたが、さすが一流ジョッキーだけあって、調教を見て“これは並の馬じゃない”と感じ取っていたみたいです」

 ちなみに、この年のシンザン記念も今年と同じく月曜日の開催だった。戸崎騎手は前日にフェアリーS(G3)をプリモシーンで制し、さらにその前々日には中山金杯(G3)をセダブリランテスで勝利。3日連続で重賞を制する離れ業を成し遂げてみせた。

 さて、今年の3日間開催では、どんな名シーンが生まれるだろうか。再び“ベリーベリーグッド”な騎乗が見られることを期待したい。(フリーライター)

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