【シンザン記念】バルセシート反撃へ!自己最速フィニッシュ 坂路単走ラスト12秒1
2026年1月9日 05:10 新春の出世3歳重賞「第60回シンザン記念」の追い切りが8日、東西トレセンで行われた。京都2歳S1番人気7着から反撃に燃えるバルセシートは坂路を単走で軽快に駆け上がり、ラスト1Fは自己最速の12秒1をマーク。半姉に19年阪神JF覇者レシステンシアを持つ良血がマイル重賞で初タイトルを狙う。
人馬の呼吸をピタッと合わせた。バルセシートは北村友を背に坂路へ。他陣営の馬が殺到する中、馬場の真ん中を推進力あふれる走りで駆け上がっていく。最初の1Fを16秒1でゆったり入り、14秒7→13秒6とスムーズに加速ラップを刻む。そこからしまい重点で追われ、ラスト1Fは自己最速となる12秒1でフィニッシュした。
感触を確かめた鞍上は「時計(全体4F56秒5)は予定通り。先週CWコースで長めから乗ってもらったので、今朝は負荷を掛けすぎないように、しまいの反応を確かめた」と手応えをつかんだ。見守った松下師は「思っていた通り、上がり重点でもしっかり動けていた」と合格点を与える。
昨秋、京都芝1600メートル(内回り)の新馬戦は中団から鮮やかに差し切り、3馬身半差の快勝。1分33秒6の好時計で駆け抜けた。続く京都2歳Sは1番人気に支持されるも出遅れて流れに乗れず、2000メートルの距離も影響して7着に敗れた。指揮官は「気性面で幼さが残っていて、本来の力を出し切っての負けではない」と冷静に振り返った。
前走後は栗東近郊のノーザンファームしがらきへ放牧に出され、心身ともにリフレッシュ。休養効果で体に幅が出た印象だ。初戦で楽勝したマイル戦に距離を短縮して反撃を期す。北村友が「2000メートルよりマイルの方がいい」と歓迎すれば、松下師も「内回りと外回りの差はあるけど、勝った距離で改めて巻き返したい」と期待を込めた。
半姉のレシステンシアは19年に京都の新馬戦Vから無敗3連勝で阪神JFを制するなどマイル以下の距離で重賞4勝を挙げた。姉も管理したトレーナーは「姉と似てパワーがある。今のタフな京都の馬場は合うと思う」と力を込める。馬名のバルセシートとはタンゴの一種。再び華麗な末脚で、勝利をつかみ取る準備は整った。
