【京都記念】ジューンテイク激走V 今月引退の藤岡が好騎乗 武英師「佑介と勝てて良かった」
2026年2月16日 05:20 騎手引退が迫る藤岡がジューンテイクの持ち味を引き出し、約1年9カ月半ぶりの復活Vに導いた。自身にとっては昨年の中山金杯(アルナシーム)以来、49回目の重賞制覇。検量室前に戻ると、ファンの歓声に手を挙げて応えた。「(月末までの騎乗で)重賞に乗ることも残り少なくなりましたし、いい結果を出せて良かったです」と喜びをかみしめた。
騎手生活で培った技術、何よりこれまで6度コンビを組んだ経験が最高の結果につながった。大外枠から二の脚を利かせて2番手へ。行きたがるのをなだめながら4角手前でゴーサインを出した。「2角で力むところがあって普通の馬だったら早めに仕掛けられないところでしたが、この馬ならこの形でも踏ん張ってくれる自信がありました」と回顧。直線で先頭に立つと、最後はエリキングの追い込みを半馬身差振り切ってゴールに飛び込んだ。
自身が騎乗した24年京都新聞杯以来の勝利。「あの時は素質だけで走っている感じでしたけど、今日は初めてと思うくらい返し馬でもいいなと思えました。その感覚通り走れたことが何よりです」と笑みがこぼれた。同年の神戸新聞杯2着後に左前浅屈腱炎が判明。長期休養を強いられながらも、昨年のエプソムCで復帰して使いつつ復調した。
騎手出身の武英師も主戦の手綱さばきに感無量の表情。「長い付き合いになりますし、佑介と挑める最後の重賞で勝てて良かったです」とうなずきながら「(同じ調教師で)ライバルになるのでもう応援しないですけど」と笑いを誘った。
復活を果たしたジューンテイクの見通しも明るい。今後については「(藤岡が)金鯱賞(3月15日、中京)を使った方がいいですよ、と言っていたのでそこを考えています。ただ様子を見ながらですね」として、大阪杯(4月5日、阪神)なども候補になる。G2・2勝目を挙げて軌道に乗った5歳馬が春のG1戦線を盛り上げていく。
◆ジューンテイク 父キズナ、母アドマイヤサブリナ(母の父シンボリクリスエス)21年3月27日生まれ 牡5歳 栗東・武英厩舎所属 馬主・吉川潤氏 生産者・北海道浦河町のヒダカフアーム 戦績17戦4勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億9446万8000円 馬名の由来は冠名+取る。

