【サウジC】フォーエバーヤング 史上初の連覇で“世界賞金王”見えた! 矢作師「やっぱり強い」

2026年2月16日 05:30

史上初のサウジカップ連覇を果たしたフォーエバーヤング(右)(ロイター)

 1着賞金1000万ドル(15億6732万9600円)の世界最高賞金額を誇る「第7回サウジカップ」が14日(日本時間15日未明)、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた。坂井瑠星(28)騎乗の日本馬フォーエバーヤングが好位の内から抜け出し、レース史上初の連覇を達成した。昨秋のBCクラシックに続く海外G1・3勝目、総獲得賞金は45億6083万4500円で世界歴代2位に浮上。次走予定のドバイワールドCも勝てば“世界の賞金王”となる。

 これが日本が誇る世界一のスターホースだ。リヤドのボルテージが最高潮に達した直線。昨年のJRA年度代表馬フォーエバーヤングが堂々と先頭に立った。そのまま1馬身のリードを保ってレース史上初、連覇のゴールへと飛び込んだ。坂井は右手で小さくガッツポーズ。「アメージングホース。負けないと思っていたし、自信を持って、馬を信じて乗りました。重圧はなかったし、重圧よりも喜び。誇りに思います」とパートナーを称賛した。

 全方位からライバルにマークされる苦しい展開となった。道中は好位の内ラチ沿いで動きづらいポジション。それでも「進路さえ空けば、脚はあったので信じていました」と内にこだわった。直線入り口で内にスペースができると、一気にギアチェンジして先頭へ。最後の直線は「一番のライバルだと思っていた」というナイソスと後続を離してのマッチレースとなったが、最後まで先頭を譲ることはなかった。「どんな形でも勝つのは凄いですし、史上初の連覇ということで無事に勝てて良かったです」と喜びを口にした。

 “世界のYAHAGI”こと矢作師は23年(パンサラッサ)、昨年に続きサウジC3勝目となった。「(今回は)東京大賞典を使わなかったので、動きは良くなかった。行き脚の付き方が状態と比例する。まだ100%には至っていなかった」と分析した上で、「やっぱり強いですよ。(坂井)瑠星も言っていたけど、あの状態で負ける感じはなかったもんね。それだけ地力が上なんだと思います」と感心しきり。次は予定通り、昨年3着と悔しい思いをしたドバイワールドC(3月28日、メイダン)へ向かう。

 1着賞金1000万ドル(15億6732万9600円)をゲット。総獲得賞金は45億6083万4500円となり、歴代2位に浮上した。1位は香港のロマンチックウォリアーで49億円超。1着賞金696万ドル(10億円超)のドバイワールドCも勝てば、世界の賞金王になる。矢作師は「もう一段、ドバイでは上積みが求められるし、そうしようと思っている」と力を込めた。日本競馬界の至宝がさらなる高みへと突き進む。

 ≪史上3頭目 海外同一G1連覇≫フォーエバーヤングは昨年のBCクラシックとサウジC連覇で海外G1・3勝目となった。エイシンプレストン(01年香港マイル、02&03年クイーンエリザベス2世C)、モーリス(15年香港マイル、16年チャンピオンズマイル、香港C)、ラヴズオンリーユー(21年クイーンエリザベス2世C、BCフィリー&メアターフ、香港C)と並ぶ日本調教馬の海外G1最多勝記録。海外同一G1連覇は史上3頭目となった。

 ◆フォーエバーヤング 父リアルスティール、母フォエヴァーダーリング(母の父コングラッツ) 21年2月24日生まれ 牡5歳 栗東・矢作厩舎所属 馬主・藤田晋氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績14戦11勝(重賞10勝目) 総獲得賞金45億6083万4500円 馬名の由来は曲名から。

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