国枝元調教師 ヘルパー厩務員転身で小島厩舎に初出勤 半世紀ぶり厩舎作業「疲れたよ」

2026年4月8日 05:15

小島厩舎のヘルパーとして働く国枝元調教師

 3月3日付で定年引退した国枝栄元調教師(70)が7日、美浦・小島茂之厩舎で補助員(ヘルパー厩務員)として現場復帰した。午前5時に小島厩舎のジャンパー姿で“初出勤”すると、寝わら上げから引き運動、ブラッシング、蹄の手入れ、カイバ付けなどの作業に汗を流す。国枝厩舎には設置されていなかったウオーキングマシンもスタッフに教わりながら操作した。

 「疲れたよ。勝手が違うから戸惑いっ放し。作業の段取りに慣れて軌道に乗るまで1カ月ぐらいかかるな」。本格的な厩舎作業を担ったのは半世紀近く前。初仕事を見守った小島師は「ケガさせるなと周囲から言われていますが、先生には楽しみながら続けていただきたい。明日(8日)からは乗り運動もお願いできれば」と語る。国枝氏も「角馬場でダク、速歩ぐらいはやるつもり。自分の体と相談だが、最低でも1年は続けたい」と意欲的。

 当面、担当するのは古馬1頭と近々入厩予定の2歳馬。出走時には一緒に馬運車に乗り、競馬場のパドックでは引き手綱を握るという。「新しい職場で小学校1年生の気分だよ。ピカピカじゃないけどな」と笑った。

 ≪25日東京10R鎌倉S 担当馬が出走予定≫国枝ヘルパー厩務員は25日の東京競馬で“パドックデビュー”する。小島厩舎で担当するトクシーカイザー(6歳3勝クラス)が、この日の10R鎌倉Sに出走予定。「国枝先生がパドックで馬を引く姿、私も見に行きたい」と小島師に声をかけられると、国枝氏も照れくさそうに笑っていた。

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