今週の特集

【宝塚記念1週前追い】クロワデュノール 豪快先着 史上初古馬G1春3冠へ 斉藤崇師「しっかりやった」

2026年6月4日 05:15

豪雨の中、力強く先着したクロワデュノール(右)

 台風6号が本州をかすめる中、3日は東西トレセンで「第67回宝塚記念」(14日、阪神)の1週前追い切りが行われた。大阪杯、天皇賞・春を制して史上初の古馬G1春3冠を目指すクロワデュノール(牡4=斉藤崇)は団野(レースは北村友)を背にダイナミックな走りで状態の良さを印象付けた。CWコースでグロリアラウス(5歳オープン)、メアグローリア(2歳新馬)と3頭併せを敢行し、6F84秒1~1F11秒6をマーク。直線で外から追われると馬場が悪い中でも鋭く末脚を伸ばし、メアグローリアに1馬身差で最先着した。

 斉藤崇師は「少し重いかな、という印象だったので後ろから外を回して、しっかりやった」と調教の意図を説明。前走後はいったん放牧を挟んで先月20日に帰厩。2週前追いはバステール(3歳オープン=先週ダービー3着)とCWコースで併せ馬。2週続けて入念に負荷をかけて初夏の祭典を見据える。「息遣いは大丈夫なので、これでスイッチが入ると思う。あとは気持ちと体の引き締めの部分。今週末と最終追いを注意しながらやっていければ」と思い描く。

 昨年のダービー馬は4歳になって、さらなる成長を遂げている。昨年ジャパンC4着から10キロのプラス体重(522キロ)で迎えた大阪杯は逃げ粘るメイショウタバルを力でねじ伏せ、キタサンブラックとの父子制覇を達成。初の3200メートル起用となった天皇賞・春は好位から伸びると直線強襲したヴェルテンベルクを2センチの鼻差で振り切ってV。距離の垣根を越えて、世代屈指の実力を証明した。指揮官も「際どかったけど勝ち切ってくれるあたりは大したもんですね」と愛馬の走りに目を細める。

 ファン投票は24年ドウデュースの23万8367票を大幅に超える36万6039票を集めて、当レース歴代最多の得票数。人気と実力を兼ね備え、前人未到の大記録に挑む。「能力は高い馬なので、春3冠を目指して」と力を込める。厩舎の先輩でもある名牝クロノジェネシス(20&21年宝塚記念連覇)に続くサマーグランプリVへ。入念な仕上げで上半期の大一番に送り出す。

特集

2026年6月4日のニュース