東から本音 71歳矢野氏の競馬は続く
2008年12月4日 08:18 【東西ドキュメント 美浦3日】先週のジャパンCを関東馬スクリーンヒーローが制したためか、やけに美浦が活気づいてきたと鈴木は感じていた。北馬場の調教師席へ足を運ぶと、同馬を2月まで管理していた矢野進元調教師が笑顔で新聞を読みふけっていた。
「この血統でやっとG1を獲れたよ。ステージチャンプではほんの少しの差で負けてしまったからね」。3代母モデルスポート(重賞2勝)から手がけ、その娘ダイナアクトレス(重賞5勝)では87年ジャパンCで日本馬最先着の3着。アクトレスの子ステージチャンプは95年天皇賞・春でライスシャワーと鼻差の死闘の末2着敗退。G1、それもジャパンC制覇は矢野氏の悲願だった。
「これで種牡馬になれる。いい繁殖がつくだろう。僕は引退したけど競馬場に通う日々が続くね」。矢野氏はリタイアした71歳に見えないほど若々しく見えた。