王者へ反攻!!カジノドライヴ/JCダート
2008年12月4日 06:00 JCダートが国内復帰戦となるカジノドライヴは軽快な動きを披露した。
午前7時、薄暗い阪神競馬場ダートコースにカジノドライヴが脚を踏み入れた。初コンビの安藤勝が手綱を取り、まずは1角から向正面にかけてダク。米遠征でもパートナーを務めたシャンパンスコール(3歳未勝利)に誘導され、馬場の感触を確かめるように歩を進める。4角手前からシャンパンが徐々にピッチを上げると、約5馬身の間隔を保って追走。2周目の向正面から一気に加速すると、その差はみるみるうちに詰まった。直線入り口で外に馬体を併せたのは一瞬。ブリンカー効果か、安藤勝が手綱をしごいてGOサインを出すと、並ぶ間もなく抜き去る。ラスト1F11秒4と抜群の伸びを披露し4馬身差をつけてゴールした。
「追ってからの反応がいいし、おとなしい。安心して乗っていられる馬だね」。初めてまたがった背中から伝わる感触をストレートに表現した安藤勝。さらに「新馬戦の頃は“もっさり”した馬という印象だったけど、きょうの動きはキビキビしていた。キャリア(4戦)の割には大人びた感じだし、フットワークも素晴らしい」と賛辞を並べた。2度の米国遠征を経験し、心身ともに成長したのは間違いない。見守った藤沢和師も「ジョッキーがまたがって気合が入っていた。阪神に来てから天候もいいし、馬も元気だよ」と満足そうな笑みを浮かべた。
10月の米G1・BCクラシックでは最下位12着に敗れたが、特殊なオールウエザー馬場が合わなかった。10月1日に渡米し、12日に条件戦に出走。中12日で本番という強行軍も響いた。11月12日に帰国。競馬学校での検疫も含めて今回は約1カ月の調整期間があり、藤沢和師も「じっくり乗り込めた」と準備は万端だ。
安藤勝は「前走は逃げていたけど、きょうの感じならどの位置でも競馬できそう。能力は十分感じるので楽しみ」と力強く締めくくった。2着馬に2秒3の大差をつけた衝撃のデビュー以来となる国内戦。日本のファンの前でどんなパフォーマンスを発揮するか。
