【朝日杯FS】ファントム予定通りの“遅れ作戦”

2009年12月17日 06:00

 東スポ杯2歳S2着トーセンファントムは、坂路でアースワーク(2歳新馬)と併せ馬。1本目に1F17秒台のペースで駆け上がると、2本目は4F54秒2~1F13秒2で僚馬に約1馬身遅れた。

 松田国師は納得の表情で追い切りの意図を説明。「1本目は馬の後ろにつけて気持ちを抜いた状態で追い切り、2本目は内側に併せて我慢させた」
 前走は後方からの競馬。4角過ぎで勝ったローズキングダムに並びかけると、そこから壮絶な追い比べ。松田国師が「勝ち馬の後ろにつけるまで長めにスパートした分。長くいい脚は使っていた」と振り返る通り最後は頭差及ばなかったものの、上がり3Fは最速の33秒4。その内容を踏まえて今回は“馬の後ろにつけてリラックスして走る”ことを課題とし、ここまで順調に調教をこなしてきた。「中山は前に行かなければ駄目だね。あの馬(ローズキングダム)につけられるくらい前でレースをしないと」と前走の雪辱へ力が入っていた。

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2009年12月17日のニュース