【有馬記念1週前】ブエナビスタ今度は届く11秒4!
2009年12月17日 06:00 16日行われた有馬記念の1週前追い切り。ファン投票2位ブエナビスタが好気配!史上2頭目の3歳牝馬Vヘ調整は順調だ。
【有馬記念登録馬
】
ジャパンCの1~3着馬がいない今年のグランプリ。それでも、この馬がいれば盛り上がりが全く違う。満を持してブエナビスタの登場だ。ファン投票ではウオッカに次ぐ2位に支持され、暮れの大一番にエントリーしてきた。ファンの期待を松田博師はしっかり感じ取っている。
「投票してくれた皆さんに感謝したい。その期待に応えたい」
もちろん、そのためには勝利という最高の結果を出すしかない。前走・エリザベス女王杯3着後も乗り込みを続け、調整は順調そのもの。1週前追いはCWコース単走でラスト重点。道中はゆったりラップを刻み、直線は、この馬らしい反応の良さで一気に伸びてきた。6F88秒1~1F11秒4。時計を確認した松田博師は納得の表情で切り出した。
「先週の追い切りは引っ張り切りの割に時計が速くなったけど、けさはちょうど良かった。動きも良かったな。使うごとに落ち着きが出て良くなっている。成長しているんだろうな」
春は桜花賞、オークスで牝馬2冠を達成。ただ、そこから先は札幌記念→秋華賞→エリザベス女王と勝ち切れていないのも事実。今回は鞍上を安藤勝から横山典へスイッチ。新コンビを結成して臨むことになった。
「ゲートを出てみないと分からないけど、ノリ(横山典)がどんな乗り方をしてくれるか。最近はゲートを出るようになっているし、レース運びがうまくなっている。中山?今さらコースがどうのこうのは言っていられんよ」
有馬記念過去53回で牝馬の勝利は4頭だけ。勝てば60年のスターロツチ以来、史上2頭目の3歳牝馬Vとなる。グランプリの歴史に新たな名牝の名が刻み込まれるか注目だ。