皐月賞の枠順が確定!

2021年4月15日 14:40

皐月賞の枠順が確定!

 大混戦の今年の皐月賞だが、中心視するのは4枠8番のダノンザキッドだ。昨年6月のデビューから3連勝でGⅠホープフルSを制し、JRA賞最優秀2歳牡馬に選出された。3歳初戦となった弥生賞ディープインパクト記念は、少頭数の前残りの展開に泣き3着と初黒星。それでも上がりはメンバー中最速をマークしており指揮官も「内容のある3着だった」と悲観していない様子。デビューからコンビを組む川田とクラシック制覇に向かう。

 関西の大将格がダノンザキッドなら関東は3戦無敗、4枠7番に入ったエフフォーリアだ。前走の共同通信杯は早め先頭から後続に2馬身以上の差をつけて優勝。そこで退けた2着ヴィクティファルス、3着シャフリヤールがその後に重賞制覇するなど、メンバーのレベルは非常に高かった印象だ。懸念点は多頭数の競馬。ペースが引き締まる皐月賞だけに、適応力が求められる。

 ヴィクティファルスは3枠5番から。前走スプリングSは重馬場の中、ロングスパートを見せて勝利。天気が心配される今週末にあって、前走内容、スタミナ満点の血統からも注意したい一頭だ。朝日杯FS3着からぶっつけで挑むレッドベルオーブは8枠16番に入った。直行ローテだけに状態が気になるが、4週連続で跨った福永は「全体時計(5F70秒3)は遅いが、凄く反応が良かった。成長して、いい馬になっているよ」とコメント。デイリー杯2歳Sでの2歳コースレコードVもあって、朝日杯FSでは1番人気になった素材。更なる成長が見込めるなら楽しみだ。

 中京で行われたきさらぎ賞Vのラーゴムは5枠9番から。折り合いと右回りに一抹の不安があるが克服なら。7枠13番タイトルホルダーは弥生賞ディープインパクト記念で逃げ切りV。後ろがけん制しあうようなら、この馬の独り旅に注意したいところ。

 中の人注目ステラヴェローチェは2枠3番に入った。共同通信杯は1番人気もキレ負けした印象で、5着に敗れた。ただ他馬との斤量差がなくなる今回は改めて見直してもいいはず。馬場の悪化もサウジアラビアRCの内容からは決してマイナスではない。ソダシで桜花賞を制したトレーナーとジョッキーだけに勢いも魅力的だ。

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