真夏の小倉で開催されるサマー2000シリーズ第3戦「第59回小倉記念」。連覇を狙うマリアエレーナは2枠4番に入った。昨年は後にエリザベス女王杯を勝つジェラルディーナらを全く寄せ付けない5馬身差V。一昨年も高千穂特別を勝っているように夏の小倉は得意舞台だ。コンビを組む松山は２年前の小倉記念もモズナガレボシで制し、レース３連覇が懸かる。人馬ともに力が出し切れるレースであることに間違いはない。

　昨年の七夕賞の覇者エヒトは2枠3番。昨年末のチャレンジC3着、今年のAJC杯2着と重賞で安定した成績を残しており、メンバー内でも実績は上位。海外帰りの前走から前進が見込める今回は好勝負か。前走の七夕賞で2着に好走したククナは5枠10番から。古馬になってからは勝ちきれないレースが続いたが今年に入りオープン入り。“夏は牝馬”の格言通りにサマー2000シリーズ獲りへポイント加算を狙う。

　中の人注目は3枠6番のカテドラル。7～9月は【4・2・0・2】と連対率75％で、小倉も【0・3・0・1】と好相性。ここ2走はダートで大敗が続いたが、実績ある舞台で巻き返しに期待がかかる。