英国コーラックランブラー 障害最高峰レース連覇期待

2024年4月11日 05:30

 全世界で6億人が視聴すると言われている障害界の大一番「グランドナショナル」(芝34F74ヤード=約6907メートル、障害数30)が13日、英国エイントリー競馬場で行われる。出走する人馬の安全確保という観点から、今年はフルゲートが従来の40頭から34頭に減少した。

 8日に締め切られた5日前登録の段階で、出走が確定している英国調教馬はわずか6頭と、アイルランド調教馬が数的には圧倒的優位に立っている。しかし、ブックメーカー各社が5~6倍のオッズを掲げて前売り1番人気に支持しているのは、数少ない英国調教馬の1頭であるコーラックランブラー(セン10)だ。昨年に続くこのレース連覇を目指す同馬。今季はここまで3戦未勝利だが、前走チェルトナムのG1ゴールドCでは3着に健闘している。昨年の10ストーン5ポンド(約65・8キロ)から今年は11ストーン5ポンド(約72・1キロ)に増量されたハンデを、克服できるかどうかが連覇達成への鍵となりそうだ。

 グランドナショナルの模様は、グリーンチャンネルで21日夜に録画放映される予定。日本の競馬ファンの皆さまも、ぜひご注目いただきたい。 (競馬評論家)

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