有力3歳と古馬激突 ヨークシャーオークスに注目

2024年8月22日 05:30

 21日にスタートしたヨーク競馬場のイボア開催は4日間の開催期間中にG1競走が3つ組まれている。日本時間の23時35分にスタートするのが牝馬限定G1ヨークシャーオークス(芝11F188ヤード)だ。3歳、古馬ともに力の拮抗(きっこう)した顔触れ。最有力視されているのが前々走のG3ピナクルS(芝11F175ヤード)、前走のG2ランカシャーオークス(芝11F175ヤード)を連勝中の上がり馬クイーンオブザプライド(牝4)。せん痛のため4歳にして急逝した18年の欧州年度代表馬ロアリングライオンが遺した、たった1世代の産駒から出現した。18年G1インターナショナルS勝ち馬である父から、ヨークの馬場適性を継承しているはずだ。

 今年のG1愛オークス(芝12F)で1、2着したユーゴットトゥミーとコンテンツが3歳世代の代表格となる。ヨークシャーオークスは近年、17年にエネイブル、22年にアルピニスタがここをステップにG1凱旋門賞を制している。昨夜に引き続き、今夜も英国ヨークの戦いにご注目いただきたい。(競馬評論家)

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