ホープフルSの枠順が確定!

2024年12月26日 14:40

 前走東スポ杯2歳Sで重賞初制覇、勢いそのままにGⅠタイトルを狙うクロワデュノールは3枠6番に入った。5カ月ぶりの実戦となった前走は馬体重24キロ増。良化の余地を残す仕上げながら先行し、上がり最速タイ3F33秒3の脚を繰り出し先頭でゴール板を駆け抜けた。レースぶりは圧巻で、ポテンシャルは世代屈指。陣営も状態に自信を見せており、初のG1舞台でのパフォーマンスが楽しみだ。

 札幌2歳Sを制したマジックサンズは6枠12番から。その前走は重馬場の洋芝とタフな条件だったものの、力強く重賞タイトルを手にした。2着に退けたのは、後に阪神JFを制するアルマヴェローチェ。「引っ張り切りでも、これだけ時計が出る」。追い切り後のコメントからも須貝師のほれ込み具合が伝わってくる。

 アイビーS組2頭にも注目。この一戦を制した8枠18番マスカレードボールは無傷の2連勝中。決着時計は同舞台の東京スポーツ杯2歳Sを上回った。半姉にG1戦線で活躍したマスクトディーヴァがいるなど血統背景にも大物感が漂う。7枠15番ピコチャンブラックはマスカレードボールの後塵を拝する2着。ただデビュー戦で見せた7馬身差の圧勝劇は大器を予感させた。余裕のあった前走よりも好仕上がりの今回、逆襲に燃える。

 中の人は4枠7番に入ったヤマニンブークリエに注目。初戦は差し、2戦目は逃げとここまで自在性ある競馬を披露している。この機動力に加え、手綱を握るのはJRA・G1完全制覇を狙う武豊。千両役者が魅せる。

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