スポニチ賞ステイヤーズSの枠順が確定!
2025年12月5日 10:30 師走の中山開催を飾る名物マラソン重賞「第59回スポニチ賞ステイヤーズS」の枠順が5日、確定した。
ルメールとのコンビ復活クロミナンスは5枠7番。ここまで重賞で4度の3着以内。昨年は日経賞2着、アルゼンチン共和国杯2着と善戦した。前走オールカマー10着は脚部不安明け。前走を叩いた上積みを陣営も感じている。
目黒記念2着ホーエリートは3枠3番。年初にオープン入りしてから、中山牝馬S2着を皮切りに、福島牝馬S12着→目黒記念2着→オールカマー5着。エリザベス女王杯を見送り、重賞初奪取にこだわった前走アルゼンチン共和国杯(6着)は勝ち馬から0秒2差に頑張ったが、ハンデ55・5キロが微妙に響いた。田島師は「前走はこの馬の競馬ができましたが、逃げた馬(ミステリーウェイ)の粘りが凄かった。それにハンデ戦だと評価されるので、別定戦の方がこの馬はいい」と0・5キロ減の55キロに大歓迎。86年シーナンレディー以来、実に39年ぶりとなる牝馬によるステイヤーズS勝利を狙う。
宝塚記念5着チャックネイトは8枠14番。最終追い切りの動きは軽快で久々を感じさせなかった。堀師も「調教後の馬体重は498キロ。今回は体が増えている(前走比プラス14キロ)が、カイ食いの細いこの馬とすれば馬体減りなく調整できていて、体の張り、毛ヅヤも良好。充実してきている」と好感触だ。
中の人注目はピュアキアンで4枠5番。20走目にして初の芝挑戦。話題の競馬ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」の第2話では、ダートから芝に転向したロイヤルイザーニャが中山で勝利したシーンがファンの感涙を誘った。ネット上では毎週ドラマにあやかったサイン馬券探しが流行中。ピュアキアンもオーナーの深い愛情を背負いながら走ってきた一頭。注目の一戦だ。