武豊 「無理やりでした」23年有馬ドウデュースの復活劇 10日前騎乗決意、舞台裏明かす
2025年12月20日 22:00 JRAの武豊騎手(56)が20日放送のフジテレビ「THE アリマミー賞」にVTR出演。ドウデュースと制した23年の有馬記念、人馬そろっての“復活劇”を振り返った。
デビュー戦から全レースでタッグを組んでいた武とドウデュース。同年の天皇賞・秋では、当日に武が脱鞍の際に馬に蹴られ右太腿の筋挫傷を負うアクシデントに見舞われ、戸崎圭太が乗り替わり7着だった。
武のケガは思うように回復せず、ジャパンカップの騎乗も見送り4着。当時の心境を「悔しいですよね、自分がほんとはその背中にいるはずだったのに。ただ、ジャパンカップの時は“これ有馬記念無理だな”って思うくらいのケガの状態でした」と振り返った。
有馬記念騎乗を決意したタイミングについては「10日ぐらい前でした」。「もう半分無理やりでしたけどね。普通なら乗らないです。めちゃくちゃ痛かったし、まだ膝も曲がらなかった」と強行だったことを告白。
「まあまあまあ、競馬は乗った方が。馬に乗っちゃえば“あれ?結構いけるかな”みたいな感じで。歩く方がツラかったですね、馬の上の方がまだマシでした」と騎乗決断に至った経緯を明かした。
