【札幌記念】ラッキーライラック、松永幹師陣営納得の猛時計 やっぱりG1馬は「強えんだ、速えんだ」

2020年8月20日 05:30

猛時計を叩きだしたラッキーライラック(撮影・千葉茂)

 G1を制した強き女たちが最終追い切りで貫禄を見せつけた。日曜札幌メイン「第56回札幌記念」で主役を張るラッキーライラック(牝5=松永幹)は札幌芝コースで6F74秒8の猛時計。G1・3勝馬にふさわしい圧倒的な存在感を示した。

 これは搭載エンジンがちょっと違う…。ラッキーライラックがゴールを駆け抜けると報道陣は言葉を失った。5F59秒0、1F11秒7(時計になったのは6Fからで74秒8)。それでも手綱を取った丸内助手は事もなげだ。「凄い時計ですね」と声をかけられ、「だってG1ホースですから。G1馬は“強えんだ、速えんだ!”ってところを見せられました」と満足そうに笑った。

 芝コースで軽快にラップを刻み、直線は馬場の真ん中へ。気合を付けられるとハミを取り、グイグイ伸びた。大跳びなのでスピード感はそれほどでもなかったが、それでもこの時計だ。「最初はガーッと行きだしたが折り合いはついた。肩ムチで集中させてコーナーから徐々に…というイメージ。夢中になると手前を替えないことがあるが、ちゃんと替えた。最後はド真ん中をブレることなく走ってきた」(同助手)

 前走の宝塚記念は直前の大雨で渋った馬場に苦しんだ。2秒5差6着。それだけに洋芝適性を疑問視する声もあったが「これで洋芝不安説は吹っ飛んだでしょう。芝の上に水の層がなければ問題ない」。この1年は休み明けのG2で敗れ、G1で結果を出すパターンが続くが、それはG2が先を見据えた仕上げだったから。宝塚記念からさほど間隔を空けずに臨む今回は、まさに勝負の仕上げだ。

 「本当に強い馬は古馬になって良くなる馬だと思う。もちろん、もう完成形です」。ここを勝てば、秋には同じく5歳の最強牝馬アーモンドアイとの再対決が現実味を帯びてくる。北の大地で完成した姿を満天下に見せつけ、秋のG1戦線に弾みをつける。

 【松永幹師、騎手時代に2勝の好相性】管理する松永幹師は騎手時代、札幌記念を2勝。中でも05年優勝馬ヘヴンリーロマンスはラッキーライラックを担当する丸内助手が手掛けていた。「当時は連闘だった。(前週の)クイーンSがタイレコード決着の中、(レクレドールに鼻差)差し届かずの2着。1F延びたら勝てるんじゃないかと思っていた」と同助手は振り返る。連闘で札幌記念を差し切ると、次走の天皇賞・秋では14番人気ながらゼンノロブロイ(2着)、ハーツクライ(6着)を退けて優勝した。9番人気で北のチャンプとなった15年前の再現へ。「今回は立場が違いますけどね」と口にするが、先頭でゴールを駆け抜けるイメージはできている。

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