【北九州記念】レッドアンシェル、巻き返しへ順調に馬体増

2020年8月21日 05:30

 【東西ドキュメント・栗東=20日】“裏函”でトレーニングを積んでいた日のことを思い出す。北九州記念に出走するレッドアンシェル。4年前の夏、専門紙在籍時に函館に出張した新谷は間近で調整過程を見ていた。デビュー戦(札幌芝1500メートル)は自信の本命。2番手から力強く抜け出して4馬身差の快勝。それ以来、思い入れが強くなった。

 連覇を期待した前走・CBC賞は3着惜敗。担当の久保智助手は「2着はあると思って見ていましたが残念でした」と振り返った。ただその後の調整過程は順調のようで「新陳代謝がいい馬で、中間はカイバを食べても体が増えなかったのですが、追い切り後に482キロあったので安心しました。レースまでしっかりケアしていきますよ」とも続けた。今度こその思いだ。

 久保智助手の担当馬がもう一頭、同日の小倉を走る。牝馬のエスジーリカチャンが芝1800メートルの新馬戦でデビュー。「癖がなくて乗りやすい。乗り込みも豊富で基礎体力もしっかりしているので楽しみです」とこちらも期待を込める。担当馬2連勝もありそうだ。

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