伊坂師、日曜新潟10Rで初陣 美浦で21日開業

2020年8月21日 05:30

8月21日に開業する伊坂師(撮影・郡司 修)

 21日に美浦で伊坂重信(43)厩舎が開業する。「予定より早くなったが、思い切ってやろうと話を受けさせていただきました」と師。当初は来年3月開業の予定だったが、20日に勇退した高橋義博(69)厩舎を引き継ぐ形でスタートすることになった。

 久保田厩舎の助手時代にG1・2勝のマリアライトを担当。「自分が携わった馬で一番手がかかった。それが4歳になって考えられないくらい変わった。あの経験は大きいし、あの頃から調教師を目指しました」と振り返った。父・重憲氏は“シングン”の冠名で知られる馬主。シングンマイケルは19年中山大障害などを制し、同年の最優秀障害馬に選ばれている。管理した故高市圭二師は今年2月にがんのため他界。伊坂厩舎は元高市厩舎の馬房で開業する。「高市先生には凄く良くしていただいた。そこでやれるならと、お願いして入りました。何かの縁を感じます」。調教師としてのデビュー戦は、新潟日曜10R阿賀野川特別のロゼフェニックスだ。

 ◆伊坂 重信(いさか・しげのぶ)1977年(昭52)1月1日生まれ、北海道出身の43歳。02年JRA競馬学校厩務員課程入学。03年中尾銑治厩舎で厩務員に。同年伊藤正徳厩舎で助手に。05年久保田貴士厩舎で助手。19年大和田成厩舎で助手。20年2月調教師免許取得。

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