54歳柴田善臣、最年長重賞Vへ「楽しみな馬」 土日連続で重賞騎乗

2020年11月6日 05:30

柴田善臣(撮影・西川祐介)

 JRA現役最年長騎手の柴田善臣(54)が、同最年長重賞Vの偉業に挑む。今週は東京で京王杯2歳S、アルゼンチン共和国杯と土日連続で重賞に騎乗。柴田善はレース当日54歳3カ月9、10日で、Vなら岡部幸雄元騎手が持つ54歳0カ月31日(02年スポニチ賞ステイヤーズS)の記録を更新する。

 記録については「長く乗っているからね。まあ、頑張りますよ」と意識していない柴田善だが、重賞Vについては「楽しみな馬だよ」と色気たっぷり。土曜の京王杯2歳Sで騎乗するユングヴィは先月18日、同舞台の未勝利戦を7馬身差で圧勝した。「小柄な馬だけど、レースを使って体がしっかりしてきた」と手応え十分。過去2勝(92年マイネルキャッスル、05年デンシャミチ)と相性のいいレースで快挙達成を狙う。

 日曜アルゼンチン共和国杯のサンアップルトンは近2走で日経賞4着、オールカマー6着と重賞でも健闘中。戦績が示す通り「もう一歩欲しいよね」と苦笑いも「弱かった面はしっかりしてきた。条件は合う」と前向き。デビュー36年目の大ベテランが、新たな金字塔を打ち立てるか。

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