【エリザベス女王杯1週前追い】ウインマリリンの底力に注目 弾むようにラスト1F12秒5
2020年11月6日 05:30 【G1ドキュメント・美浦=5日】今週はG1はないが、G1出走馬は当然ながら黙々と調教を続けている。小田はエリザベス女王杯のウインマリリンにくぎ付けだった。横山武を背にWコースで3頭併せ。最内に進路を取り、弾むように併入。5F68秒9~1F12秒5。手塚師は、「(秋華賞15着で)使ったことでイライラする面がなくなり、ガス抜きができた。今回の方が気持ちの面で余裕がある」と目を細めた。直行で挑んだ秋華賞は外枠(17番)に加えて、前に行った組につらい展開。今春のオークス(2着)ではデアリングタクトに半馬身差。無敗の牝馬3冠馬に、現役馬で“最接近”した底力から目が離せない。指揮官は、「体はスッキリと見せているし、もう来週はそんなにやらなくていいでしょう。阪神も不得意とは思えない舞台なので」と意気込んだ。
天皇賞・秋では厩舎の看板馬フィエールマンがアーモンドアイに続く2着とG1馬の存在感を示した。次週の女王杯は主役不在の混戦。小田の視線は早くも仁川に注がれていた。