【みやこS】北村友、ヒストリーメイカーと“歴史”築く
2020年11月6日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=5日】100億円超えの売り上げを記録したJBCデー。全レースに参戦し、大敗喫したオサムだが、負けた金額分、感動をもらったレースもあった。中でもレディスクラシックのファッショニスタには感涙。見事“三度目の正直”を果たした。殊勲の騎乗は17年1月以来、久々に手綱を取った北村友。叩き合いで彼女の持ち味“譲らない勝負根性”を余すことなく引き出した。
その巧手がみやこSでヒストリーメイカーに起用される。惜敗脱出の起爆剤にならないか?坂路の最終追いが意図的だった。テンから飛ばし4F51秒2の好時計。気合を注入した北村友は「年齢を感じさせない、凄くフレッシュな動きでした」とニヤリ。
実はこの馬にも騎乗したことがある。17年9月の小倉未勝利戦。以来、実に3年2カ月ぶりのコンビ。勝てば今年開業した新谷厩舎にはうれしい初重賞となる。“新しい歴史を築く者”を導く北村友が厩舎のエポックメーカーに。10頭立てと少頭数だが、鞍上の駆け引きも含め、見応えある、みやこSになりそうだ。