【ジャパンC】ユーバーレーベン絶好舞台 唯一の前走・秋華賞組 3歳の勢いも力に
2021年11月23日 05:30 過去10年の傾向から好走馬を探し出す「G1データMAX」。先週のマイルCSは推奨したダノンザキッドが5番人気3着と好走した。2週連続ヒットを目指して「第41回ジャパンC」を徹底分析。その結果、高配が期待できる“お宝ホース”を発見した。
(1)ステップ 前走・秋華賞組は【2・1・1・2】で18年1着アーモンドアイ以降、19年2着カレンブーケドール、20年3着デアリングタクトと3年続けて好走している。古馬牡馬との重量4キロ差は大きなアドバンテージだ。今年はオークス馬ユーバーレーベンが唯一、該当する。
天皇賞・秋組は最多6勝。6番人気以下の馬は【0・2・3・26】と不振だが、5番人気以内に支持された馬は【6・1・5・12】で勝率25%、連対率29%、複勝率50%。人気馬なら信頼して良し。G2組は17年1着シュヴァルグラン(前走・京都大賞典3着)を最後に馬券圏内から遠ざかっており【2・2・1・42】で勝率4%、連対率9%。オープン特別組、G3組になると一度も好走歴がなく、G1以外のローテは手を出しづらい。
(2)世代 近年は3歳の勢いが凄い。17年2着レイデオロ以降、4年続けて好走している。昨年は2着コントレイル、3着デアリングタクトが馬券圏内に入った。17年以降に限れば【1・3・1・2】で連対率57%、複勝率71%。他の世代と比べて優秀な成績を残している。
5歳は19年スワーヴリチャード、20年アーモンドアイと連勝中。好走した延べ12頭のうち7頭は外国人ジョッキーだった。14年エピファネイアから3年続けて勝利した4歳は以前ほどの活躍ではないが【4・2・3・41】とまずまず。6歳以上は【0・0・2・44】で馬券に絡んだ2頭は11年14番人気3着ジャガーメイル、13年11番人気3着トーセンジョーダンと伏兵の7歳だった。
(3)外国馬 今年はBCターフ2着と好走したブルームをはじめ、3頭の外国馬が参戦する。だが、日本の高速馬場に対応できた馬はわずか。11年1番人気に支持されたデインドリームが6着に敗れるなど過去10年の最高着順は13年5着ドゥーナデン、17年5着アイダホと掲示板が精いっぱい。勝ち馬は05年アルカセット、馬券圏内は06年3着ウィジャボードまでさかのぼる。
【結論】データ班の本命はユーバーレーベンだ。ジャパンCと同舞台である5月・オークスでG1初制覇。コース適性は既に示している。抜群の安定感を誇る前走・秋華賞組というのが決め手となった。3歳牝馬が初対戦で古馬撃破とみた。
相手はひねってモズベッロを対抗にする。天皇賞・秋は13着に敗れたが本命馬と同様、ローテ&年齢をクリア。昨年の宝塚記念が12番人気3着、今年の大阪杯が6番人気2着とG1でいい仕事をしている。休み明けを2回使って、そろそろ変わるか。これがラストランの3冠馬コントレイルは年齢が唯一の減点材料。実績は最上位だが3番手にとどめた。(データ班)