【有馬記念】アスリートが語る、アスリートの沸点~見延和靖~

2021年12月22日 10:45

フェンシング 見延和靖

 中央競馬の一年を締めくくる「第66回有馬記念」は26日、中山競馬場で行われる。多くのドラマが生まれて盛り上がった2021年の競馬界。スポーツ界のトップアスリートは競馬界のビッグレースをどのように捉えているのか。フェンシングの見延和靖(34=ネクサス)に有馬記念に込める思いを聞いた。

 日本人が一番勝ちにくいと言われていたエペという種目で、そしてさらに難しい団体戦で史上初の金メダルという結果はすごく意味があることだと思います。これは僕一人では成し遂げることは絶対にできませんでしたし、これまでの先人たちが諦めずに挑み続けてきた結果、時代とタイミングといい仲間に巡り会えて獲得できた金メダルだと思います。

 競馬には僕自身、あまり詳しくはないのですが、フェンシングと有馬記念には共通点があるなと思っていて。フェンシングにはマスターズという大会があって、ランキングの上位者だけが出場できる格式のある大会なんです。オールスター形式のドリームレースである有馬記念と似ているなと。誰が勝ってもおかしくない大会ですし、出場する全員を応援する風潮もあります。また、ファン投票で出場馬が決まるというのは、見る側、そして参加する側もすごく楽しめて、馬を選ぶところから一緒に参加して応援できるので、すごくワクワクする年末の風物詩にふさわしいお祭りになるなと思いますね。

 今回の出走馬の中では、キセキという馬は気になります。7歳となると結構高齢になるのかなと思うんですが話を聞くと最近再び結果が出てきたというか。僕自身もフェンシングを高校から始めて34歳で頂点へと辿り着いた遅咲きというのがあって、諦めずにやってきた根性みたいなのを感じて、応援したくなる気持ちがすごく湧いてきました。

 過去の優勝馬では、リスグラシューは自分との共通点を感じます。5歳で急成長し、海外のGⅠレース、コックスプレートを勝った後、有馬記念を優勝。僕も19年に日本選手初の世界ランキング1位を達成することができ、今年金メダルを獲れた。ただ、まだまだこれで引退するつもりもないですし、40歳を超えて世界の頂点を目指すというところが僕の目標の一つでもあります。

 この有馬記念から、明るいムードが続いていけるように東京大会で活躍した多くのアスリートたちを応援いただければと思います。

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