【弥生賞】インダストリア 抜群の加速力!Wコース単走馬なりでラスト1F11秒8

2022年3月3日 05:30

ウッドチップコースで追い切るインダストリア(撮影・郡司 修)

 ジュニアCを勝って重賞に挑むインダストリアは、Wコースで単走追い。終始馬なりだったが、直線に向くと自然に加速。6F82秒8~1F11秒8で駆け抜けた。「左手前(軸脚)に替えた時に少し左に流れたが、すぐに修正が利いた。折り合いは問題なし。時計も思ったより速かったし、いい負荷がかかった。先週よりもう一段階上がった印象」。宮田師は着実に進歩する愛馬の姿に目を細める。

 陣営の春の目標はNHKマイルCだが、「本番までの間隔が詰まり過ぎないよう考慮した」と師。あえて皐月賞を目指す強豪が集う舞台を選択した。内にササる面に対応し、今回から左側だけチークピースを着用。「本番までにいろいろ試しておきたい。相手は強いが力試しには最適。距離は守備範囲だと思うし、ここで結果が出れば今後の選択肢も広がる」。明確なビジョンを持って強敵に挑む。

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