【オーシャンS】切れが戻ったファストフォース

2022年3月3日 05:30

鮫島克駿騎手を背に坂路をパレドジュスティスと併せ馬で追い切るファストフォース

 【東西ドキュメント・栗東=3日】芝6FのJRAレコードはファストフォースの1分6秒0。昨夏小倉のCBC賞で樹立した。鮫島駿はオーシャンSの騎乗馬を「レコードホルダーですからね」と誇示しつつ、同時にレコードの“代償”も払ったという。G1スプリンターズSのブービー15着大敗は「夏に小倉の2戦(CBC賞V→北九州記念2着)で頑張ったツケというか、G1の時は調子が良くなかった」と状態の低下を認めている。敗因が明白であるならば、人気を落としているここは面白い存在か!?と菱田は取材を進めた。

 この日の坂路では4F51秒6~1F11秒8で併走馬を4馬身も置き去りにしてみせた。キレッキレの内容に「しまい重点。パワーがある馬ですからね」と、再び好調時の出来に戻ったことを確信した様子。鮫島駿はデビューから所属した浅見厩舎の定年解散により今週からフリーの立場となった。「浅見先生から教わったことは、忘れるまでもなく体に染みついているのでしっかりやっていきます」と言葉に力を込めていた。

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2022年3月3日のニュース