【神戸新聞杯】アスクワイルドモア 今週復帰の岩田望と加速!ラスト11秒4で首差先着
2022年9月22日 05:20 主戦を背に馬体を大きく弾ませた。秋初戦を迎えるアスクワイルドモア(牡=藤原)は、今週から実戦復帰する岩田望を背にCWコースへ。先導役ダノンドリーマー(4歳2勝クラス)の4馬身後方から直線は内から馬体を併せ、グングン加速した。春に比べ前肢のかき込みに力強さが備わり、推進力あふれるフォーム。6F83秒7~1F11秒4で首差先着した。感触を確かめた岩田望は「休み明けなのでしっかりやってほしいとの指示。春よりどっしりとして、いい形で直線を迎え、反応が良く最後いい脚で伸びていました」と納得の表情を浮かべた。
鞍上は先月13日の小倉で馬場入場時に騎乗馬が転倒して落馬。当初は「左足打撲」の診断だったが、左足の甲を2カ所、足の裏を1カ所骨折する重傷を負った。「時間はかかりましたが、無事に戻ってこられました。騎乗する時とは違う視点でレースを見ることができました」と前を向く。
ダービーは中団から伸びあぐねて12着。ほろ苦い結果だったが、敗戦をバネに大きく成長した。2走前・京都新聞杯でレコードV(当時)を飾った舞台での秋初戦。「京都新聞杯が強い内容。落ち着きが出てきたし、ここをステップに飛躍の秋にしたいです」と力強く結んだ。菊花賞(10月23日、阪神)は混戦模様。V発進を決め、主役候補に躍り出る。