【浦和・テレ玉杯オーバルスプリント】シャマル完勝!3度目の重賞制覇
2022年9月22日 05:00 Jpn3「第33回テレ玉杯オーバルスプリント」が21日、浦和競馬場で行われた。1番人気のシャマルが直線抜け出して優勝。3つ目の重賞タイトルを手に入れた。
川須が「本当に強い競馬だったと思う」と振り返ったように、横綱相撲という言葉がぴったりの完勝。大外11番から好スタート。道中は外3番手でじっと力を蓄える。持ったままの手応えから直線手前で満を持してスパート。逃げたプレシャスエースをあっさり捉えて先頭に立つ。残り100メートルで外からリメイクが迫ってきたが、川須の右ムチに反応してもうひと伸び。1馬身半をつけてゴールを駆け抜けた。
6月のさきたま杯では3着惜敗。2度目の浦和参戦でしっかりと結果を出した。「スタートの1歩目がいい出方だった。凄く理想的なポジション。あとは先行馬の動きを見ていった。前回負けた反省を踏まえて臨んだ。馬もしっかり応えてくれた」と胸を張った。
今年に入りダートグレード3勝。「スタートを上手に出てくれた。あとは安心して見ていられた」と松下師も愛馬の成長に目を細める。最大目標のJBCスプリントは賞金的に厳しい状況だけに、南部杯(10月10日、盛岡1600メートル)を視野に入れる。今の充実ぶりならマイル克服も可能だ。
◆シャマル 父スマートファルコン 母ネイティヴコード(母の父アグネスデジタル) 牡4歳 栗東・松下武士厩舎 馬主・金山敏也氏 生産者・北海道新ひだか町の岡田スタッド 戦績11戦7勝(南関東3戦2勝) 総獲得賞金1億4330万5000円。