【秋華賞】ナミュール2着 成長見せた20キロ増 高野厩舎がワンツー

2022年10月17日 05:23

 オークス3着馬ナミュールが、同レースの上位3頭で決まった牝馬3冠最終戦で2着と成長の跡を示した。同じ高野厩舎のスタニングローズには届かなかったものの、2冠牝馬スターズオンアースに鼻差先着し意地を見せた。横山武は「惜しかったですね。(馬体が)大きくなって春より良くなっていました。重い感じはしなかったし、成長を感じられたのは良かったです」と振り返った。

 馬体重は前走のオークスからプラス20キロ。それでも太め感なく自慢の末脚も健在だった。ただ悔やんだのは中団追走で直線に向いた時だ。「左に逃げてアンバランスな面があった」と鞍上が言うように、4角で外に膨らんでしまい距離ロスが大きくなった。高野師も「あれがなければもっとスピードに乗れていたと思います」と話した。

 G1での同一厩舎ワンツーは今年の皐月賞(木村厩舎=1着ジオグリフ、2着イクイノックス)以来。高野師は「スタニングローズで勝てたのは良かったです」と前置きした上で「この馬でタイトルを獲らせてあげられなかったのは残念です」と気遣った。これからの古馬との戦いに向けて「将来的にはもっと(馬体重は)増えてもいい。春に比べて満足のいくシルエットで出せました。距離の枠にとらわれず柔軟に(レースを)決めたい」と見据えた。さらなる成長を遂げて悲願のG1タイトルを目指す。

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