“福永の師匠”北橋修二氏 祝福そしてエール「馬も人を育ていい厩舎をつくってもらいたい」
2022年12月9日 05:30 福永の師匠・北橋修二氏(87)も喜びの声を伝えた。「騎手になった頃から将来は調教師になりたいと言っていたのが忘れられない。お父さん(洋一氏)が一番、喜んでいると思う」としみじみ。北橋氏の盟友で、福永のもう一人の師匠と言える元調教師の瀬戸口勉氏は17年11月9日に死去した。「セトさんが生きていれば、お祝いで飲みに行こうと言っていただろうね。いい報告ができる」と天国に思いをはせた。
06年の調教師定年引退後も週末は欠かさずレースをチェックしている。「毎週月曜は必ずユーイチに電話をして競馬の振り返りとか、いろいろ話をしていますよ。調教師と騎手は、やることが全然違う。馬もそうだけど人を育て、いい厩舎をつくってもらいたい」とエールを送った。
《北橋厩舎元調教助手中山義一氏「感慨深い」》北橋厩舎の番頭を務め、一昨年8月に調教助手(当時は松永昌厩舎)を早期退職した中山義一氏(66)は「感慨深いの一語!」と声を弾ませた。「洋一さんが現役の騎手時代、我が家に来てウチのオヤジと麻雀をしている時に、一緒に来たユーイチはちょこんと座っていた。そんな幼い頃の光景も覚えているので、彼が騎手になった時やダービーを勝った時に感慨深い気持ちになったけど、調教師の合格もうれしいニュース」と祝福。「ユーイチは人間が真っすぐで温かい人柄。第2の競馬人生も花が咲くと思う」と期待を寄せた。