【阪神JF】イーガン×アロマデローサ いきなりタイトル好機!英のホープ初の短期免許でVの香り
2022年12月9日 05:20 新たな外国人ジョッキーがやってきた!英国を拠点に活躍するデヴィッド・イーガン(23)が初めてJRA短期免許を取得。8日、栗東トレセンで早くも調教に騎乗した。今回の免許は28日までだが、更新して来年1月末までの滞在を予定。いきなり土日18鞍を依頼され気合十分だ。8日に出走メンバーが確定した2歳女王決定戦「第74回阪神JF」ではアロマデローサと初コンビ。師走にイーガン旋風が吹き荒れるか。
初めて栗東を訪れたイーガンはトレセンをこう表現した。「Horse Heaven!」。馬にとって天国だという。「いい環境だよ。馬が好きな人がたくさんいる。2カ月の間に、いろいろな人と知り合えたらと思う」。すっかりほれ込んだ日本のトレセン。8日朝、早くも精力的に調教にまたがった。
これまでさまざまな国で騎乗してきた。中東、オーストラリア、インド。今夏のワールドオールスタージョッキーズ(札幌)初出場を経て、初めて短期免許を取得した。「日本に来ることは目標でした。JRAからOKが出たことに凄く感謝しています」。来日早々、土曜中京が9鞍、日曜は阪神で9鞍と計18鞍が用意された。
阪神JFでいきなりG1騎乗の機会を得た。コンビを組むアロマデローサは、前走のファンタジーSこそ10着に敗れたが、前々走のききょうSではレコードV。速力は十分に持っている。血統的にもファンが多いバラ一族の血脈。イーガンとの“化学反応”が起こるか。
初めての長期滞在となる日本そのものに興味津々の様子。「水曜日に東京に行って、初めて新幹線に乗った。速かったですね。日本食では焼き鳥が好き。いろいろな場所を見つけて回ってみたい」。1歳年上で同じ英国のマーカンドがブレーク中。23歳のイケメンもこの冬、旋風を起こすか。
◇デヴィッド・イーガン 1999年6月19日生まれ、アイルランド出身の23歳。16年騎手免許取得、17年見習騎手チャンピオン。18年、英G2リリーラングトリーS(ピラスター)で重賞初制覇。ミシュリフとのコンビで昨年サウジカップ(当時はリステッド)を制し、続くドバイシーマクラシックで自身初のG1勝利を果たした。英国で通算428勝をマーク。今夏、札幌のワールドオールスタージョッキーズ初出場。JRA通算9戦、3着1回。