【天皇賞・秋】イクイノックス鞍上ルメール「彼は全部を持っているね」

2023年10月26日 05:30

ルメール

 世界一の馬がターフに戻ってくる。「第168回天皇賞・秋」の追い切りが25日、美浦、栗東の両トレセンで行われ、G1・4連勝中イクイノックスがWコースで鋭い伸び。ここはグレード制導入の84年以降で6頭目のG1・5連勝、歴代獲得賞金トップ10入りが懸かる一戦。万全の仕上がりで秋始動戦を迎える。同レースは26日に出走馬と枠順が確定する。

 【ルメールに聞く】
 ――1週前追いの感触は?
 「凄くいい感じだったし状態は良さそう。時計は結構、出たけど彼にとっては楽な追い切りだった。スムーズに伸びて直線も加速してくれたし、うれしかったね」

 ――前走と比べて。
 「コンディションはこの秋の方がいいと思う。前走はちょっと体が細かったが今回は大きくなって、またパワーアップしたと思う」

 ――セールスポイントは?
 「彼は全部持っているね。スピード、スタミナ、瞬発力。全部でめちゃくちゃ強い馬だと思う」

 ――デビューから乗ってきて。
 「キタサンブラックの子ですからレースごとに強くなっている。2歳の時はまだ緩かったが、だんだん大人になってパワーアップした。4歳からは強い馬になった。海外でも日本でも凄くいい競馬をしてくれている」

 ――4連勝中。プレッシャーは?
 「この馬で勝つ自信はあります。レース前は集中している。もちろん、皆さんはイクイノックスの競馬が見たい。ちょっとプレッシャーもあるけど強い馬に乗ったら自信を持てるし大丈夫」

 ――東京2000メートルのポイントは?
 「いつも通り、スタートが大事。前走はスタートでつまずいて後ろからになった。いいスタートなら前の方か、ミドルポジションで乗りたいね。カーブも早めにあるので、できればカーブの前でポジションを決めたい。向正面、直線が長いし一番強い馬が勝てるコース。問題ない。ちょうどいいコース。2連覇できれば、と思います」

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