【天皇賞・秋】ガイアフォース シャープに伸びた！杉山晴師「大きな上積みがある」
2023年10月26日 05:23
西村淳也を背に坂路を単走で追い切るガイアフォース
上昇度は一番かもしれない。ガイアフォースは西村淳が騎乗して坂路単走、しまい重点で4F54秒0。ラスト1F11秒9とシャープに伸びた。この日の栗東坂路でしまい1F11秒台を叩き出したのは5頭だけ。それだけに価値は高い。杉山晴師は「最初を15秒（14秒8）で入って、14、13秒台と時計もピッタリ。確実に馬は膨らんでいますし、大きな上積みがありますね」と好気配を伝えた。
攻めにも変化を持たせた。骨折の影響もあって、ここまで中間は坂路オンリーの仕上げ。今回は初めてCWコースを併用した。「このクラスで上を目指そうと思ったら、もうひと工夫が必要ですね。15日に一度入れて、1週前追い切り（18日）と2回やっています。ジョッキーもコースの走りはいいと言っていますし、競馬に向けて刺激になれば、と思います」と期待を膨らませた。その1週前が6F80秒7～1F11秒6の絶品時計。西村淳×杉山晴厩舎のコンビは毎日王冠をエルトンバローズでV。強豪を倒した。府中でジャイキリ再びのムードが漂ってきた。
