【有馬記念】武豊ドウデュースV!「帰ってきました!」逆襲の末脚サク裂 人馬の復活ドラマに大観衆沸いた

2023年12月24日 15:43

有馬記念を制したドウデュース(右)(撮影・篠原岳夫)

 G1馬8頭など豪華メンバーが集った暮れの大一番「有馬記念」は、昨年のダービー馬で2番人気ドウデュース(牡4=友道)が制し、G1通算3勝目を挙げた。勝ち時計は2分30秒9。

 ドウデュースは父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ(母の父ヴィンディケーション)の血統で通算12戦6勝。G1朝日杯FS、G2京都記念も制している。

 騎乗した武豊は、ドウデュースとともに臨むはずだった天皇賞・秋の当日に右大腿筋挫傷を負い、無念の乗り替わり。天皇賞・秋は7着でジャパンカップ(4着)も療養中で騎乗できず。「自分にとって心の支えになった」。ドウデュースとの有馬記念を目指してリハビリに励み、先週16日に復帰していた。

 武豊は大歓声に包まれながら「ドウデュースも私も、帰ってきました!」と胸を張った。

 武豊はJRA・G1通算81勝目、友道師は同18勝目を挙げた。

 ▼有馬記念 「有馬」は日本中央競馬会第2代理事長・有馬頼寧(よりやす)氏の名字。1956年に中山競馬場の新スタンド竣工を機に「中山グランプリ」が創設されたが、翌57年に有馬理事長が急逝したため、その功績を称えて「有馬記念」に改称された。

特集

2023年12月24日のニュース