【有馬記念】ドウデュースの武豊 序盤の“ピンチ”に笑い「本当に手がしびれそうに…」
2023年12月24日 17:27 G1馬8頭など豪華メンバーが集った暮れの大一番「有馬記念」は、昨年のダービー馬で2番人気ドウデュース(牡4=友道)が制し、G1通算3勝目を挙げた。勝ち時計は2分30秒9。
天皇賞・秋の当日に右大腿筋挫傷を負い、天皇賞とジャパンカップは戸崎騎乗で7、4着。想定よりも治りが遅く、先週復帰した武豊は、復帰後初勝利をビッグタイトルで決めた。
3枠5番からのスタート。「凄く元気よかった。でも落ち着いていましたし、いい形でゲートインできた。レースは少し前半から、かなり行きたがった。何とか我慢させて、ラストにかけて乗ろうと思っていました」。3、4コーナーで進出してタイトルホルダーとスターズオンアースを射程圏にとらえると、直線は鋭く伸びてライバルをねじふせた。
イクイノックスを下した昨年のダービー。手応え抜群に4コーナーを回り、「しびれるような手応え」と表現。この日は「今日は1周目が…本当に手がしびれそうになって(笑い)抑えるのに苦労しましたね」とした上で、「3コーナー過ぎで進出開始した時の手応えが、しびれるような手応えでしたね」と振り返っていた。
▼有馬記念 「有馬」は日本中央競馬会第2代理事長・有馬頼寧(よりやす)氏の名字。1956年に中山競馬場の新スタンド竣工を機に「中山グランプリ」が創設されたが、翌57年に有馬理事長が急逝したため、その功績を称えて「有馬記念」に改称された。