【天皇賞・秋】レーベンスティール断然 4項目で満点 今度こそ“G1の壁”破る!

2024年10月21日 05:30

天皇賞・秋出走馬採点表

 過去10年の傾向から5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬をあぶり出す「G1データ王」は今秋も絶好調。推奨馬は開幕戦スプリンターズSのトウシンマカオが2着、続く秋華賞チェルヴィニア、菊花賞アーバンシックと連勝中だ。古馬のひのき舞台「第170回天皇賞・秋」(27日、東京)はレーベンスティールを推す。

 【人気】
 1番人気馬が【7・1・1・1】で断然。3着以内馬延べ30頭中28頭が7番人気以内だった。8番人気以下だったのは15年2着ステファノス(10番人気)、17年3着レインボーライン(13番人気)のみ。前走人気で採点したい。前走1番人気は【8・2・3・14】(複勝率48%)で20点、同2番人気が【1・5・4・10】(同50%)で15点、同3番人気が【0・2・0・19】(同10%)で10点。同4番人気以下で馬券に絡んだのは5頭だけなので、5点とする。5頭とも4~7番人気で、8番人気以下は1頭もいない。前走ドバイ組のダノンベルーガ、リバティアイランドはJRA馬券発売での人気とする。

 【前走着順】
 3着以内馬延べ30頭中25頭が前走で掲示板内。6着以下から巻き返してVを飾ったのは17年キタサンブラック(宝塚記念9着)だけだ。採点は前走1着【3・3・3・20】(複勝率31%)、前走2着【4・1・2・12】(同37%)を20点、前走3着【2・2・2・13】(同32%)を15点、前走4着【0・0・1・17】、前走5着【0・0・2・8】を10点、前走6着以下は5点とする。

 【前走馬体重】
 過去10年の勝ち馬はいずれも馬体重が480キロ以上だった。最も軽かったのが19年アーモンドアイ(480キロ)で、重かったのが17年キタサンブラック(542キロ)。筋肉量が多い大型馬が好走している。前走馬体重で採点したい(ドバイ組のダノンベルーガとリバティアイランドは2走前)。480キロ以上を20点、460~479キロ【0・5・3・25】(複勝率24%)を15点、459キロ以下【0・0・1・13】(同7%)を10点とする。

 【格】
 前走G1組は【6・7・4・19】(複勝率47%)。近年は春G1からの直行がトレンドで、過去5年では【5・4・3・9】(同57%)。前走G1以外で馬券に絡んだのは19年3着アエロリット(毎日王冠2着)、22年2着パンサラッサ(札幌記念2着)、23年3着プログノーシス(札幌記念1着)だけ。前走G1を20点、前走G2を15点、前走G3もしくはオープン特別を10点とする。

 【上がり】
 時計が速く、スピード勝負になりやすい。速い上がりも求められる。前走でメンバー最速の上がり3Fを使っていた馬は【6・2・3・17】(複勝率39%)。採点は上がり3F33秒台以下で勝利経験がある馬を20点、33秒台を使ったことがある馬を15点、使ったことがない馬を10点とする。

 【結論】
 4項目で満点だったレーベンスティールが堂々の本命だ。ほぼパーフェクトの95点。唯一、満点を逃した「格」が示す通り、G1は昨年の香港ヴァーズ8着以来2度目となる。G1の壁を突き破るか。新時代到来の予感がする。(データ班)

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