【ジャパンC】イチロー氏 “約束”守った武豊を絶賛「超越した存在」

2024年11月24日 18:53

<東京12R・ジャパンC>レース後、パドックで行われたトークショーで笑顔のイチロー氏(左)と武豊(撮影・村上 大輔)

 国内外の強豪が集った「ジャパンカップ」は、武豊が騎乗した1番人気ドウデュース(牡5=友道)が制し、G1通算5勝目を挙げた。

 競馬界と野球界の「レジェンド共演」に東京競馬場が沸いた。日米通算4367安打を記録したイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)がジャパンC表彰式のプレゼンターを務めた。

 レース後、レース回顧トークショーで武豊と再び共演。競馬場自体が初めてというイチロー氏は「競馬場の景色、ファンの方の歓声、熱量というのは野球場でなかなか感じられない迫力がありました」と振り返った。

 続いて、1番人気に見事応えたドウデュースの優勝騎手の武豊を称えた。「今日のレースで何としても勝者として、このイベントに参加したいとおっしゃってくれていて…。それで勝つって、スーパースターなんですよ。超越した存在なんだな…と改めて感じました」と感服した。

 イチロー氏とはプライベートで飲食の付き合いが多いと語る武豊は「僕も昼間は仕事してます(笑)」と詰めかけたファンを和ませた。イチロー氏の競馬場初来場日でメモリアル勝利。競馬界のレジェンドは「きょうは約束していて、勝たないと表彰式で会えなかったので良かったです。イチローさんが来るということで光栄なことですし、競馬関係者も実はザワついていました。いつもはこの時間には帰る人たちも残っています。もっと、頑張ろうという気持ちになりました」と話していた。

 ▼ジャパンカップ 70年代後半に「世界に通用する馬づくり」が提唱され、81年に創設された。第1回に参戦した外国馬は北米とアジアの8頭だった。日本馬の初勝利は84年のカツラギエース。外国馬の勝利は05年のアルカセットを最後に途絶えている。

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